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フィールドミュージアムとは…

 フィールドミュージアムとは、野外博物館という意味である。国道156号の徳永交差点を東に入ると、長良川の支流・栗巣川に沿って家々や田畑が連なる。篠脇連山の麓に開けた集落だ。
このあたりを牧集落という。牧集落は、鎌倉時代から戦国時代初めにかけて、領主・東(とう)氏の拠点がおかれた地域で、当時の名残を随所にとどめる。東林寺跡、木蛇寺跡、慈永大姉墓、千人塚、木戸口清水、明建神社、馬場跡、篠脇城、東氏館跡庭園、三日坂と連なる中世遺跡群、さらに芋穴、シシ垣などの近代の生活遺跡・・・枚挙に暇がない。

篠脇の山並み、清流・栗巣川、これらの自然の恵みを享受しながら暮らす人々の姿、家並み、田畑、そして、中世からの歴史的な遺産。古今伝授の里フィールドミュージアムは、この東西2kmに及ぶ一帯野外博物館として設定している。
中世の遺跡、生活環境、自然、植物などがミュージアムの構成要素=(サテライト)であり和歌文学館をはじめとする一連の建築物がコア施設である。一連の施設を順に巡ると、周囲の自然や歴史のシンボルが、ガラスに映りこむ。それはまるで、古といまをつないでいるようだ。

和歌に詠み込んだ日本人としての心、自然観、古今伝授の里フィールドミュージアムに一歩足を踏み入れると、そのことが自然と理解できるはずだ。